2025年5月発表FP3級CBT試験問題分析(学科)

学科試験分析

FP3級試験は原則CBT試験。きんざいからは出題例が公表されています。
2025年5月公表問題を解説付きで解いてみます。
ちなみにこの問題は、同時期にアップされている2025年5月ペーパー試験問題と同じ問題です。

すべてひとことコメントなんでたいして役には立たないかもしれませんが、
それぞれにリンクを貼ってあるので復習するのにいいと思います。

3級受検の勉強に使用したい方は試験問題を片手にご覧になってください。
よろしくお願いします(*´▽`*)

↓2025.5実施FP3級学科試験問題用紙のデータファイルです。ご利用ください。

第1問

(1) ✕ 税理士法では登録のない人は税務書類の作成を請け負ったらアウトですね~(*´ω`*)

01.FPの倫理と関連法規

(2) ✕ 高年齢雇用継続給付金は賃金月額が75%未満になったときに支給されます。85%ではないですね。

04.社会保険

(3) ✕ ブブー!なんか間違っちゃいそうですが、第1号被保険者じゃなくて2号さんに扶養されてる人が3号になれますね。

05.公的年金の概要

(4) 〇 テキストの過去問に類似問題があります。確定拠出年金は3号さんでも利用できますよ(^^)/

08.企業年金・その他の年金

(5) 〇レア 小規模企業共済は71,500円(ななまんいっせんごひゃくえん)って覚えるといっぺんに覚えられるよ(^^♪

08.企業年金・その他の年金

(6) ✕ 契約転換制度は正直乗換に近いですね。クルマを乗り換えるようなものです。新車は似たものでも別物なので今の保険料率です。

02.生命保険の基礎知識

(7) ✕ 自動更新されるので更新できない心配はないです。ただ、保険料は年齢に合わせて高くなっていきますけどねー(ノД`)・゜・。

03.生命保険商品の種類と内容

(8) 〇 女性は長生きなので高くなります。逆に生命保険は安くなる。予定死亡率が関係してます。

02.生命保険の基礎知識

(9) 〇 これは問題文のまま正解。普通傷害だと対象外となる食中毒も含まれます。旅行だと助かりますよね(*´ω`*)

04.損害保険

(10)〇 これも正当。被害者保護が目的なので加害者の過失に関わらず補償されます。

04.損害保険

(11)〇 アメリカの金利が上がれば、みんな円から離れるので円の価値が下がり円安となります。

01.マーケット環境の理解

(12)〇 説明文のとおりです。

05.投資信託

(13)✕ 債券価格は市場金利と逆の動きをします。2級レベルまでは丸暗記でOKです(^^)/

03.債券投資

(14)✕ちょいムズ 優先されるのは指値注文ではなく成行注文ですね(*´ω`*)

04.株式投資

(15)〇レア 犯収法が出ました。初出かもしれませんね。関係取引を行った場合は7年保存です。金融関係の方は詳しいですよね(^^)/

09.セーフティネット・金融関連法規

(16) 〇 入院・手術保険金などは非課税です。

05.保険と税金/保険料控除

(17)✕ これは意地悪問題なのですが、給与所得控除(今だと65万円)を引いた38万円が給与所得となります。その後基礎控除で38万円がマイナスとなり0円になりますが、これは課税所得と呼びます。なので問題文は✕が正解となります。意地悪です。

03.各種所得の内容

(18)✕ 商品の売上原価は、年初棚卸資産の棚卸高+その年の仕入高(また製造原価)-年末棚卸資産の棚卸高が正当です。

03.各種所得の内容

(19)〇 土地建物の譲渡所得の損失は損益通算できません。

04.損益通算

(20)〇 配偶者控除は納税者の合計所得が1000万円を超えていると受けられません。正当です。

05.所得控除

(21)〇 これもその通り。所有権や差押などは甲区。所有権以外の権利、抵当権などは乙区になります。

01.不動産(登記と価格)

(22)✕ 公正証書に限るのは事業用定期借地権等で、一般定期借地権などは書面であれば良しとしています。

02.不動産取引(宅建業法・借地借家法)

(23)✕ちょいムズ 小規模開発は許可不要ですね(^^)/

03.不動産に関する法令(建築基準法)

(24)〇 正当です。売主側と買主側で連帯納税義務を負うことになります。

03.不動産に関する法令(建築基準法)

(25)✕ 入居予定のテナントからお金を借りて建てるのは建設協力金方式ですね。事業受託方式はデベロッパーに丸投げ方式のことです。

06.不動産の有効活用(各種方式)

(26)✕ちょいムズ 1500万(学校以外は500万)が正当です。 暗記物なのでちょっと難しいですね(>_<)

03.贈与と贈与税

(27)〇 説明文のとおりですね。自筆証書遺言と公正証書遺言の違いを確認しておきましょう。

01.相続と法律(相続人に関する事項)

(28)✕ 死亡保険金は500万円×法定相続人の数ですね。基本なので落とさないように!(^^)/

02.相続税

(29)✕ 2億円ではなく1億6千万円ですね。どこから来たのか2億円。これも基本問題です。

02.相続税

(30)✕ これは意味不明。どうして贈与者の住所地に行かなければならないのか。当然受贈者の住所地でOKですよー(^^)/

03.贈与と贈与税

第2問

(31)3番 可処分所得=年収(総支給額)-(所得税+住民税+社会保険料)なので、800-60-100=640万円です。

02.ライフプランニングの考え方・手法

(32)2番 これは定番。押さえておきましょう!

04.社会保険 

(33)3番 1月0.7%なので60月だと42%ですね(^^)/

06.老齢給付

(34)2番 遺族年金は基礎年金と厚生年金で遺族の範囲が変わります。それぞれ確認しておきましょう(^^♪

07.障害給付・遺族給付

(35)1番レア 固定金利で保証人不要が正当。

03.教育資金・住宅取得等のプランニング

(36)3番 損害保険は80%!!というイメージですが、自賠責保険は100%です。被害者保護の目的ですからね(^^)/

01.保険制度全般(保険業法・保険法)

(37)1番 予定利率ですね。利回りみたいなものなので下がれば運用効率が悪いという事ですから値段は上がります。

02.生命保険の基礎知識

(38)1番 死亡3000万、傷害120万、後遺障害4000万。定番なので覚えましょう(^^)/

04.損害保険

(39)3番 療養を受けた日ですねー。先進医療ですから先進なので毎月変わります。

03.生命保険商品の種類と内容

(40)2番 死亡した人の財産を受け取ったら相続税ですね。

05.保険と税金/保険料控除

(41)2番 本サイトの過去問に類似問題あり。分配金のうち基準価額が下がった分(300円)は特別分配金として非課税になります。

05.投資信託

(42)2番 100÷1000×100=10% 純利益÷純資産がROEですね。

04.株式投資

(43)1番 1は全く同じ動き。0は無関係。ー1が逆の動きなのでリスク低減はー1が最大になります。

08.ポートフォリオ運用

(44)2番 NISAの上限は1800万円。そのうち成長投資枠で持てるのは1200万円までです。これも大事(*´ω`*)

10.金融商品と税金

(45)2番 ペイオフと呼ばれますね。1金融機関ごとに1000万円まで。基本ですよ~(^^♪

09.セーフティネット・金融関連法規

(46)2番 一時所得は収入から経費を引いて、そこから50万を控除。残りを2分の1します。(300-100-50)÷2=75万円。

03.各種所得の内容

(47)2番 国民年金基金は社会保険料控除対象です。

05.所得控除

(48)1番ちょいムズ 5万円2分の1!!で覚えてしまいそうな地震保険。所得税は支払全額で5万円、住民税は支払2分の1で2万5千円です。注意!(>_<)

05.保険と税金/保険料控除

(49)2番 住宅ローンの最長は13年です。これは基本問題((((oノ´3`)ノ

06.税額控除

(50)1番 当サイトの過去問に同じ問題が掲載されています。定番問題ってことね(^^♪2ヵ月ですよ~♪

07.所得税の確定申告と青色申告

(51)3番 手付金は2割が限度です。20%ですね。

02.不動産取引(宅建業法・借地借家法)

(52)1番 建蔽率は敷地面積のうちの建築面積の割合なので、200のうち100で建てるわけですから50%です。

03.不動産に関する法令(建築基準法)

(53)3番 共有持分とは床面積の割合で決まりますね。そして規約でいろいろ定められます。

03.不動産に関する法令(建築基準法)

(54)1番 不動産の譲渡時に過去の取得費が不明の場合は譲渡収入金額の5%とすることができます。定番です。

05.不動産の譲渡と税金

(55)3番 空き家の譲渡は3000万です。これも暗記ですかねー(>_<)

05.不動産の譲渡と税金

(56)3番 通称おしどり贈与。20年2000万。これも暗記しちゃいましょう♪

03.贈与と贈与税

(57)2番 子がいないので配偶者が3分の2。父母が3分の1。両親とも生きていれば6分の1ずつですが、母が他界してるので3分の1ですね。

01.相続と法律(相続人に関する事項)

(58)1番 非同族株主の株式評価は配当還元方式となります。この辺難しいですよね(>_<)

04.財産評価(宅地・建物・金融資産)

(59)2番 貸家の価額=固定資産税評価額×(1-借家権割合×賃貸割合)です。借地権がダミーです。8000万×70%=5600万円ですね。

04.財産評価(宅地・建物・金融資産)

(60)3番 小規模宅地では事業用宅地は400㎡までOK。80%減できます。ありがたい制度ですよね(^^)/

04.財産評価(宅地・建物・金融資産)

まとめ

CBT公表問題の簡単解説をやらせていただきました。

今回、3級では苦戦しそうなところをちょいムズ、少し範囲を飛び越えてると感じる問題をレアと表示してみました。参考になれば幸いです。

公表問題ですから大きく枠から外れる問題は無かったように感じました。ひと通り勉強して臨めば難しい試験ではありません。

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3級試験は生活に根差したものが多く、学んでいて楽しいです。ぜひ多くの方にチャレンジして欲しいです(^^)/

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2025.6.22

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