FP試験にお勧めしたい電卓

元々金融機関に勤めていた私の長年愛用した電卓。

電卓正面

Canon TS-1200TG

当時の先輩に教えてもらって買ったこの電卓は、
仕事でももちろん使いやすかったですが、
FP試験でも扱いやすかったです。

電卓なんてなんでもいいって方もいると思うのですが、
私は落ちた時の理由にしたくなかったので、
合格時には家にある電卓ではなくこの電卓で臨みました。

どうしてこんなに強く言うのかというと、
私は受験生初期の頃は計算問題を甘く見ていて

「電卓で合否が決まるわけじゃねぇし」

といって、誰に反抗してるのかわかりませんが、
家のミニ電卓(さすがに√計算はできる)を持参して試験に臨み、
見事に誤打しまくって落ちた経験を持っているからです。

どんな理由があるにせよ、

校舎の窓ガラスを壊して回ったり、
盗んだバイクで走り出したツケは、

必ず自分に回ってくるということなんです。

別にこの電卓じゃなきゃいけないって訳ではありませんが、
他の電卓にするにしてもいくつか条件があります。

それは以下のようなもの。

FP試験用電卓に求めたい5つの条件

  • 大型電卓である事
  • 12桁以上であること
  • √(ルート)計算ができること
  • 液晶画面にチルト機能があること
  • 電池交換可能なタイプであること

大型電卓が良い

これは単純に誤打が少なくなります。大きいほうが打ちやすい。これは間違いありません。
また大型電卓は重量感があり、安定感があります。
打ち込む際に電卓がずれる事が無いので、それもまた誤打防止になります。

12桁以上であること

応用編で億単位の計算をすることがあるので、
小数点以下も考えると10桁以上は必須です。
ですがここは12桁を強く勧めたい。
日常ではそんなに大きな数字を打ち込むことがないので気がつきにくい点ですが、
桁数に余裕がない状態での使用はとても数字が見づらいのです。
ちょっとやってみていただくとわかるのですが、桁数フルでの電卓使用は桁が読みにくい感覚になります。
これは金融機関の人なら共感できるんじゃないかなぁ。

例えば10桁電卓で8桁の金額(億単位)で小数点第二位までの計算結果になるともう10桁フルです。
10桁電卓ではFP試験において意外とフルの状況になりやすいのです。
10桁フルの状況と言うのは不安にもなります。計算結果が画面表示の限界で頭打ちになっていないかとか。

こういう小さな不安は試験では大きな影響をもたらします。

√(ルート)計算ができること(1級学科試験)

これは標準偏差の問題が出る可能性があるためもう必須要件だと言えます。
√がついてない電卓で試験に臨むつもりだった人は必ず買い換えましょう。

液晶画面にチルト機能があること

これは私はとても大事なところだと思っています。
チルト機能とはこれのこと。

電卓チルト

こういう風に角度が変えられる機能ですね。

このチルト機能はぜひともおすすめしたい。
試験会場や座席は自分では選べないものです。

日差しがどのように入ってくる席か。

蛍光灯は自分の席からみて手前か?真上か?背中か?

電卓の液晶はとても反射しやすく、角度が悪いととても見づらくなります。
反射しない位置に電卓をずらすよりも、
電卓を打ちやすい位置に置いたまましっかり見える方がいいですよね?

ですからチルト機能は強くお勧めしたいと思います。

電池交換可能なタイプであること

これはFP試験に直接は関係しないのですが、
こだわった電卓を購入したら長くご利用になりたいと思います。
それならば、電池交換可能なタイプを選択することは重要です。
最近の電卓は安いものでも可能なタイプが増えてきているので、
そのあたりはとても便利になってきています。
私が社会に出たころはまだまだ電池交換不能なタイプが多く、
ソーラーとボタン電池の併用型で、電池が切れたら終わりというものがほとんどでした。
背面を確認していただいて交換可能か確認してから買う事をお勧めします。

電卓背面

このようにネジで蓋がついている電卓なら電池交換可能ですね。

まとめ

おっきくて、12桁以上で、ルート計算出来て、チルトがついてて、
さらに電池交換できるならサイコーってことです。
ほんとなら私のこの電卓がおススメなんですが、もう廃版となっています。
私の電卓に一番近いキャノンの後継機を探してみたところこちらになります。

これだとFPのレギュレーションもOKなので安心して試験に臨めると思います。仕様はほぼ私の電卓と同じです。

ちなみにこれとは別に商売用電卓というのがあります。

これだと原価計算や粗利率の計算がボタンひとつでできます。
見た目も似てますし、型番はこちらのほうが私の電卓に近いんですが、
これにはまずルート計算のボタンがありません。
そしてその代わりに原価計算や粗利率計算のボタンが付いています。
これらのボタンは簿記の試験ではレギュレーション違反になりますので、
簿記の試験もお考えの方には無用の長物となります。

このように、電卓は見た目が似ていてもいろんなタイプがあります。

試験時には自分の相棒となるものですからしっかり選んで試験に臨みましょう!!

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