- 金融派生商品の取引をデリバティブ取引ともいいます。たくさんありますが、代表的なものとしてオプション取引を解説します。
- 金地金、いわゆる金の延べ棒での運用方法です。
オプション取引
オプションとは、対象となる資産(原資産)を、一定の期日までに、あらかじめ決められた価格(権利行使価格)で買う権利(コールオプション)もしくは売る権利(プットオプション)のことであり、オプション取引とはその権利を売買する事。
オプションの買手が売手に払うオプション料のことを、プレミアムという。
売手はプレミアムを受け取る代わりに、買手が権利行使を要求した場合はそれに応じる義務がある。
買う権利をコールオプションといい、売る権利をプットオプションという。その権利を売買するのでつまり立場は4種類となる。
コールオプション (買う権利) | プットオプション (売る権利) | |
---|---|---|
買手 | コールの買い | プットの買い |
売手 | コールの売り | プットの売り |
この取引は株とか債券とか直接的な資産を売買するのではなく、それに対する権利を売買するってイメージです。
なんでもお金儲けになるんですねー。
金地金
金は実物資産として安定した価値があり、資産形成として利用されています。
金の国際価格は、米ドル建てで表示します。
そのため日本円で金地金に投資する場合、
金投資には金の価格変動リスクとともに、為替変動リスクがある。
ちなみに地金とはいわゆる金の延べ棒のことである。
外部リンク:日本証券業協会,スタディング FP講座
金融派生商品に関する過去問を解いてみましょう。
問①は〇✕でお答えください。
問① オプション取引において、特定の商品を将来の一定期日に、あらかじめ決められた価格(権利行使価格)で買う権利のことをプット・オプションという。
(2020年1月試験 学科 問15)
問② オプション取引において、特定の商品を将来の一定期日にあらかじめ決められた価格で買う権利のことを(①)・オプションといい、他の条件が同じであれば、一般に、満期までの残存期間が長いほど、プレミアム(オプション料)は(②)なる。
(2021年9月試験 学科 問44)
- ① コール ② 高く
- ① コール ② 低く
- ① プット ② 低く
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解答
問① ✕ 問② 1
買う権利はコール、売る権利はプット。
期間が長いほど使う可能性は上がりますから、
プレミアム(代金)は高くなります。
買う権利を買う。買う権利を売る。
オプションはとにかく混乱しやすいです。
ちゃんと整理して次に進みましょうね♪